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2022年のひとりごと

 

2022年の天紫苑のひとりごと

はじめに

皆様、こんにちは。
本2022年も変わらず紫苑をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
毎年、年末に更新するこの恒例コーナーも今回で21回目を数える運びとなりました。初回の原稿をアップした頃に生まれた方も、すでに20歳を過ぎている計算となりますから、年に1度きりの原稿更新とはいえ、我ながらよく続いたものだと思います。感慨に耽ると言うと大げさですが、やはりこの20年の歩みの中での様々な記憶が脳裏に甦ってまいりますし、人生の歳月が過ぎる早さについても複雑な想いに駆られます。

なお、読者の皆様の読みやすさを考慮して前回から書式を変えてみましたが、今回はそれに加え、昨年末のご託宣に基づいて私が予知した内容が実際にはどのように変遷していったのか?といったことについても、少し書かせていただきます。後述いたしますが、新たに降ろされたご託宣は今までとは趣が異なっており、主に今年のテーマを継承する意味合いが強かったため、そのようにさせていただきました。

それでは、しばしのお付き合いをお願いいたします。


【2023年の全般的情勢】

守護神様からいただいたキーワードは・・・・・?

例年、私個人の守護霊神である白龍神様からいただいたご託宣を基に、その年を包括するキーワードとテーマを発表しているのですが、今回に限っては具体的なお言葉をいただくことができませんでした。決して交信できなかったというわけではなく、いつも通りに龍神界との意識交流は続いていたのですが、こちらから何度お訊ねしても「かくのごとし」というお返事を繰り返されるだけで、2023年の指針についてそれ以上の言及はありませんでした。

一瞬、白龍神様のご機嫌を損ねてしまったのだろうかと慌てましたが、感じ取れる波動はいつになく穏やかで霊界についての新たな動きなども懇切丁寧に教えていただきましたので、こちらもそれ以上、問い掛けを続けるということはせず、代わりに御神霊が意図するところを自主的に読み取ってみたのです。すると来る23年もまた引き続き同じテーマが踏襲されていることが分かりました。つまり21年末にいただいた白龍神様のご託宣は、実際には2年間にわたる予言であったわけです。
ちなみに昨年のご託宣の言葉は、以下の2つでした。

「怨敵と思うなかれ。好(よ)き敵なり。互いに切磋琢磨すべし」

「胎動の年とも心得るべし。いくたびか芽吹きの時節を逸しし者も、ゆくゆく大樹の兆しあり」

2023年もまたこれら2つのテーマが、社会全般や個人の意識の傾向性として顕在化していきます。
1つ目の言葉は「ライバルの存在を嫌がらずお互いに切磋琢磨することで、自分も相手も伸びることができる」ということ。また2つ目は「ここ数年、新たなスタートを切ることに失敗した人も、今年こそは必ずその好機が訪れる」と解釈できます。この辺りについても22年と同様です。

これらのご託宣、とくに2番目のメッセージを心象風景に変換すると、それは草木の芽がポツポツと目立ち始めた早春の平原となります。新緑の芽吹きはまばらで頼りなく、所々にむき出しの土の色や凍てつく雪も残るが、厳冬を生き抜いた植物が発する息吹きはしっかりと感じ取れる状況。本物の春の訪れまでにはまだ幾度か雪が降るかもしれず、決して油断はできないものの、自然の生命力の強さは確信していますので、過度に悲観的になることもなく、適切な時節の到来を予見できています。

年頭に当たって1年間の抱負を考える際などには、是非こうしたビジュアルを思い浮かべてみてください。それに拠ってあなた自身が歩むべき道が次第に見えてくるかもしれません。


①社会全体の動向

政治経済 〜 政権の在り方を巡って流動的な状況が依然として続く

政治と経済に関する予見はあまりニーズがないようですが一応、各論のひとつとして書き記しておきます。
前回は「2022年には政権交代のような動きが現れてくるのではないか?」と書きましたが、すでに年末に近いこの時期となってもまだそれらしき動向は表立っていません。先の参院選でも現与党の安定多数は揺るぎませんでした。

ただ、その一方で野党第1党と第2党との間で様々なレベルでの連携的な動きが現れ始めており、今後この流れがさらに加速、進展すれば、2年越しの託宣が暗示する「好敵手同士の切磋琢磨と協力関係」がより明確な形を成していくはずです。また、そうなると現状の与野党バランスにも、それなりの変化が生じる可能性が考えられます。

最近はSNSを中心に、コロナワクチンが人体に及ぼす副作用の是非についても色々と取り沙汰されているようですし、未だに記憶に生々しい元首相の暗殺とそれを機に表面化した政治と宗教の深刻な癒着、さらに相次ぐ増税や物価高に対して何らの有効策を講じられず、国民の信頼を失った観がある現政権の有様などを考え併せても、国内の政治状況は一般に思うよりはるかに流動化しているのではないでしょうか。

一部では23年の年頭に解散総選挙が行われるのではないかという憶測まで浮上しており、現時点ではまだ何とも言えませんが、仮にその通りになった場合は一挙に山が動き出す事態にまで発展していくかもしれません。例えば政権与党の枠組みに変化が生じ、国政の政策面でも大きな転換期が訪れるといったイメージです。

それはそれとして、私たち庶民を苦しめている物価高と重税は今後、一体どうなるのでしょうか。仮に大きな政策転換が起きたとしてもそれが良い方へ転ぶとは考えにくく、暗いトンネルの先に光が差す徴候は未だに見えませんが、「胎動と芽吹きの時節」であることを信じて、慎重に進み続ける他に道はありません。

社会風潮 〜 ますます崩壊していく社会モラル。その一方で人々に希望を与えるような出来事も

前回、格差社会が及ぼす悪影響に拠って世の中が荒んでいく過程について書きましたが、来る23年はこの傾向にもさらに拍車が掛かってきそうです。

原稿を書いている最中、政権与党に属する現役の地方議員がその妻の殺害容疑で逮捕されたというニュースが飛び込んできたのですが、これからの社会風潮を考える上での象徴的な出来事だと感じました。

地位や責任のある立場の人間が犯罪的な行為に及び、それが周囲まで悪に染めていく──。「お偉いさんが悪いことばかりやっているんだから、自分も同じようにやったって良いじゃないか!真正直に生きていたら馬鹿を見るだけだ!」と、そうした刹那的で破滅的な考え方が悪疫のように伝播し、ますます混迷を深めていくビジョンが脳裏を離れません。

政治家や官僚、警察官あるいは教職者や医療関係者など、本来は世の中の秩序と安寧を守るはずの人々による凶悪犯罪が後を絶たない昨今ですが、それら無数の悪しき事例が積もりに積もって、今や臨界点に達しているようにも感じられます。そして低次の霊界に溢れ返ったそれらの悪想念のヘドロが一般人の意識まで侵食し、世の中全体の空気がより一層、殺伐となっていくわけです。

ただしその一方で、昔ながらの確固とした道徳観の持ち主が新たに世の脚光を浴びたり、万人の心を癒やす明るいハプニングなどが頻繁に起きたりするといったビジョンも降りています。「胎動と芽吹きの時節」に当たって、これら明と暗、いずれの動きが優勢となるのかは予断を許しません。もちろん、後者の潮流が人々の心に広く浸透し、世の中全体が正気を取り戻すことを願うばかりです。


②個人の私生活の在り方やその心情面、志向性などの変化

仕事面全般 〜 芽吹きの畑を見回して、入念に手入れを続けていく時期

仕事運について、昨年は「守りから攻めに転じる時期の到来」と書きました。この傾向性は23年も続きますが、「攻めに転じる」とは言いながらも、危険な冒険に挑む時ではありません。新たな投資や事業拡大に関してはあまり芳しくない象意が現れていますし、とくに為替や株式投資に関わることでのショッキングなビジョンもちらちらと見えています。かつてのリーマンショックに比するようなカタストロフィーが起きなければ良いのですが・・・・・。

自分が働く業界には関係がないと思われる情報でも、日頃からマメに収集しておくに越したことはありません。とくに国際情勢の変動については常に敏感でいるべきです。そこから危機を予見できるだけでなく、新たなビジネスチャンスのヒントを得られるかもしれません。

22年中にある程度の基盤を築くことができた方は、それを一層堅固に守り育てていきましょう。種蒔きを終えて、一面緑に芽吹いた畑を眺め渡す農夫の心境とでも言えば良いでしょうか。苗が大きく育ち、無事に実を結ぶまでにはまだしばらくの時間が掛かりそうです。ことによるといったん全ての苗を掘り出して、別の畑へ移植せざるを得ない事態に見舞われるかもしれませんが、例え追い込まれても自暴自棄にはならず、柔軟かつ臨機応変に対処していただきたいと思います。

結婚と愛情問題 〜 能動的に立ち回ることで良い出会いに恵まれやすい

結婚運や恋愛運についても、前年と同様の傾向性が持続します。前向きな気持ちを持って能動的に立ち回ることで、新たな恋のチャンスや素敵な出会いに恵まれやすくなるでしょう。コロナ禍の数年間はマッチングアプリやZOOMデートなどネットを介した男女コミュニケーションが隆盛を極めましたが、今後は再びリアルでの出会いへ回帰する傾向が強まります。「書を捨てよ、町へ出よう」という名著のタイトルに倣えば、「スマホをしまって町へ出よう」といったところでしょうか。デジタル画面越しの間接的な出会いよりも、お互いに面と向かって親交を深めていく方が後々で大きな吉を呼び込む暗示も出ています。

最近はZOOMやマスクに慣れて、見えない部分のメイクとファッションがおろそかになってしまった女性も多いと聞きますが、人によっては失われた女子力を涵養し直す必要が出てくるかもしれません。自分磨きが即、結果に結び付きやすいので、ダイエットや新たな美容法にチャレンジする好機ともなります。

胎動と芽吹きのエネルギーを蔵したフレッシュな恋愛運気が引き続き年回りを支配しますので、とくに本命の恋人や結婚相手を真剣に探している方にとっては有利な展開となりやすく、もし無事に相思相愛となれば永続的な関係性が保証されます。すでに心に決めた相手がいるのなら、何としてもこの時期にアプローチしてください。

ただし、恋のライバルに注意しなくてはならないのも前年と同様です。片想いの相手にはすでにステディがいたという悲劇に見舞われるかもしれませんが、それでもめげずに新たな機会を求め続けていれば、本来のソウルメイトや理想の異性に巡り会えるかもしれません。これは決して慰めではなく、23年の運気にはそうした意外性のパワーも秘められているのです。


③2023年の開運についてのあれこれ

あらゆる開運法の原点である、神仏に対する素朴な祈りへと回帰しましょう

年毎に有効な独自の開運法については、これまで色々とご紹介してまいりましたが、とくにこの数年は個々の具体的な方法論よりも、開運のための基本的な心構えにウエイトを置いてお伝えするようになりました。運気向上のおまじないや現状の運勢を知る方法については、紫苑HP内の特集記事を通してご覧になれるかと思いますので、ここでは再びその心構えや準備の部分を書かせていただきます。

無心で祈ることの大切さ、またその結果、得られる平常心こそがあらゆる開運法の原点であることを、前回は複数の実例を挙げて説明させていただきました。平常心から生まれる安定した情緒は豊かな創造力や直感力の源泉であり、適正な判断力の基礎ともなるもので、幸せな人生を送るために不可欠な境地です。そしてこの安心立命の境地を獲得するための最も確実な方法が、神仏に対する素朴な祈りであるわけです。

コロナ自粛から脱しつつある今こそが聖地巡りの好機

厚生労働省が一般向けのコロナ対策に関して新たに打ち出したガイドラインに拠れば、他人と一定の距離が保てる屋外では原則としてマスク着用は不要とのことで、夏以降はノーマスクで道を歩く人の姿もちらほらと見掛けるようになりました。ただ、私たち日本人は他人の目や同調圧力に屈しやすい国民性なので、人口過密の都市の路上でマスクを外す勇気がない方もまだまだ大勢いらっしゃいます。

そこで日頃の鬱屈したマスク生活を脱するというメンタルヘルス的な効果も兼ねて、この機に神社仏閣へ参詣されることをあらためてお勧めする次第です。とくに都会を離れた豊かな自然の中に建つ由緒ある神社や古刹が格好の目的地となります。道中はなるべく交通機関に頼らずにウォーキングやトレッキングをゆっくりと楽しみ、神域全体に漲る清らかな神気に触れ、神様や仏様へのご挨拶を果たしてください。そしてできれば、この遠出をきっかけとして日常生活での祈りの習慣を身に付けていただきたいのです。


産土神 (うぶすながみ) や守護本尊など自分に所縁 (ゆかり) の深い御神仏を訪ね歩いてみる

このコーナーで祈りの効果について書き始めた頃から、いくら開運に役立つと言われても、自分には信仰している神様や仏様もない。だから、何をお参りすれば良いのか分からないといった主旨のご質問を頂戴するようになりました。これに対する回答もまた繰り返しとなりますが、祈りの対象はとくに問いません。特定の神様や仏様はもちろんのこと、ご先祖様のお位牌や遺影でもOKですし、朝日や巨木、山や海など見る者に畏敬の念を抱かせる自然景観などでも構わないのです。要は霊性や神性を宿した対象物に祈りを捧げ、その波動と同調することによって、あなたの心の奥底に揺るぎない平常心を培うこと。引いては運気のポテンシャルも徐々に上げていくという開運法だからです。

ただ、前段のような神社仏閣巡りも同時に実行するのであれば、できるだけご自身と縁の深い聖地を選ぶべきでしょう。その方が御神仏と祈り手との間に波動の同調作用が生じやすいので、開運効果も実感しやすくなります。

あなたが生まれた家から最も近くにある神社の御祭神様、これは産土神 (うぶすながみ)と呼ばれる地域特有の守護神で、誕生から死に至るまでの生涯に渡って強いご縁の絆で結ばれています。あるいは特定の家系が先祖代々信仰している氏神様や、生まれ年毎に定められた十二支守り本尊にもこの産土神と似た働きがありますから、まずはそれらが何なのかを調べてみてください。

例えば産土神が神明社 (しんめいしゃ) であることが分かれば、主祭神は天照大神様ですから、同じ神様をお祭りする神社を参拝の目的地にするわけです。あるいはあなたが子年生まれなら、守り本尊は千手観音様となりますので、それを御本尊とする名刹古刹を探してみてください。

なお、お参りした後に御札をいただいて祈りの対象としても良いのですが、それを屋内で祭る作法や手入れに自信が無いと却って重荷となることもありますので、その辺はご自身でご判断ください。縁の深い御神仏が鎮まる神社仏閣であれば、ことさら御札やお守りをいただかなくても十分な効果を感じられるはずです。とにかく、まずは気軽な気持ちで試してみてください。

では、そろそろこの稿を終わらせていただきます。 来る2023年、皆様の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。



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