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2021年のひとりごと

 

2021年の天紫苑のひとりごと

はじめに

皆様、こんにちは。1年近くのご無沙汰となります。

2021年も紫苑をご愛顧いただきましたことに対して、まずこの場を借りて篤く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今年は皆様、どのような年でしたでしょうか。仕事もプライベートも充実し、様々なことが進展したという方は何よりです。また、一連のコロナ騒動もこの秋口からは少しずつ下火に転じたように見え、ひとまず安堵されている方も多いのではないかと思います。ただし専門家の多くは第6波の到来に対して依然、警鐘を鳴らし続けておりますし、我が国を取り巻く近隣諸国においても、新たな感染者が再び増加に転じている地域もあり「油断は禁物」という状況が続いています。

何かと人と会う機会が増える年末年始の時期ではありますが、どうぞ皆様、ご息災でお過ごしください。

多忙に紛れて過ぎ去っていく歳月への思い

今年もまた恒例の原稿を書く時期となりましたが、「歳月、人を待たず」と申しますか、人生の時間が過ぎ去る、そのあまりの速さに少々複雑な思いを抱いています。

おかげさまでこのコロナ禍においても多忙を極め、これは公私にわたって人々の外出の機会が減り、代わりに屋内で過ごす時間が極端に増えたことも強く影響しているのではないかと考えておりますが、その反面、私個人の生活においては元々稀少であった私的な時間がさらに少なくなってしまい、たまに仕事を離れて伸び伸びと世の中の物事に思いを巡らす余裕を持つことさえままならなくなりました。

俗塵を離れた静謐な環境下で、瞑想や黙考に費やす時間がほとんど取れないということは、経営者としてはともかく、少なくとも一個の霊能者としてはなかなか憂慮するべき事態であり、今後はこの殺人的な多忙の隙を縫って、いかに自分1人の孤独な時間を創り出していくのかが来年に向けての課題となりそうです。

今後はなるべく読みやすさを心掛けます

なお、例年はこの稿を自分の思いが赴くまま、気まぐれとも言える筆致で書き進めておりましたが、今年からは少しスタイルを変え、来年の展望がより簡潔に分かる構成にしたいと思います。

我が守護霊様ならびに守護神様からのご宣託と私個人の霊視に基づき、2022年に起きることが予想される社会情勢の変化、そしてその下での人々の傾向性の推移について述べるという本来の趣旨は変わりませんが、その際には各項にまとまりをつけて、お読みになる方が概観できるように努めます。

それでは、しばしお付き合いください。


【2022年の全般的情勢】

守護神さまから新たにいただいたふたつのキーワード

年末近くにいただいた守護神様からのお言葉は例年通り抽象的ではありましたが、その一方でそこに込められた意味自体は比較的理解しやすい印象を受けました。

「怨敵と思うなかれ。好(よ)き敵なり。互いに切磋琢磨すべし」
「胎動の年とも心得るべし。いくたびか芽吹きの時節を逸しし者も、ゆくゆく大樹の兆しあり」

これらが今回、我が守護神の白龍神様から降ろされた、2022年に向けての2つのキーワードです。

神託というのは概して直裁的で短い言葉から成り、そのたった一語の中に複数の深い意味合いが込められているのが常です。従ってほぼ字義通りに解釈するならば、前者は「ライバルの存在を嫌がらずお互いに切磋琢磨することで、自分も相手も伸びることができる」、また後者の場合は「ここ数年、新たなスタートを切ることに失敗した人も、今年こそは必ずその好機が訪れる」と読めるわけですが、霊視によってあらためて検証し直してみると、必ずしも明るい兆しばかりではないようです。・・・・・と言いますか、ニュアンス的にはむしろ負の色合いを帯びるケースの方が多くなる気がするのです。

以下、私個人の見解も交えながら順に解説してまいります。


①社会全体の動向

【政治】政権交代に向けた新たな萌芽が生じる可能性
21年10月末に総選挙が行われ、選挙前の政権の継続が選択されました。与党が選挙に勝利したとはいえ、それがどの程度の民意を得た内閣であるのかは一概には言えないところもありますが、先のキーワードのひとつめを当てはめるなら、与党に対抗する野党勢力が再編などを経て力を増し、政治権力のバランスに際立った変化が生じると読むこともできます。

私たち国民の側からすれば、与野党の対峙姿勢が建設的な形で先鋭化したり、国会審議に適度な緊張感が生じたりすることはむしろ歓迎すべきことです。しかし、もう一方の『胎動』という意味も重ね合わせると、その新たな野党勢力がさらに力を伸ばし続け、遠からず政権交代を窺うという状況暗示も見られ、そうなると政界全体の激変をも意味します。

皆様もご存知のように2022年には参議院選挙が実施されます。この選挙では与野党の議員数が伯仲、あるいは逆転するような現象が起きるかもしれませんし、その前に何かの失策で現政権の支持率が著しく凋落するような事態が生じれば、衆参同日選になだれ込む可能性でさえ皆無とは言えません。

「政界の一寸先は闇」とは某大物政治家が遺した有名な言葉だそうですが、そうした不穏な状況が目に見える形で表へ現れてくるような気がします。

【経済】社会にお金を回すという考え方が徐々に認知されていく
門外漢の身で経済を語るのはあらぬ誤解を招く恐れもありますので、この辺りはごく簡単に流します。
今や日本経済の宿痾(しゅくあ)となってしまった、長期にわたるデフレが急に改善することは考えにくいものの、ご神託の『胎動』を良い方向へ拡大解釈すれば、社会全体に積極的にお金を還流させていくといった、緊縮経済からの反転の動きが社会の随所に現れてくるはずです。

もっとも、政界や産業界から再び消費税増税などの声が出てしまえば、そうした反転の兆しも全て水泡に帰してしまうわけですが・・・・・。

【社会風潮】格差社会を背景にした殺伐とした出来事が依然として続く
思わず目を覆いたくなるような凄惨な事件や事故が連日のように報道されています。行きずりの人やたまたま電車に乗り合わせた相手に危害を加える通り魔的犯行、あるいは同じマンションやアパートの住人同士でのささいなトラブルから凶行に発展してしまったケースなど、枚挙のいとまがありません。

残念ながらこの悪しき傾向は22年も続いていくでしょう。テレビや新聞の記事などを通して、刹那的な暴力犯罪に走る人の心を読み取ると、そこには深い絶望から発する恨みと怒りの炎がメラメラ渦巻いている様子が窺えるのですが、彼等はその鉾先をどこに向ければ良いのかが分からず、まるで自爆を遂げるように無関係な人々を巻き込んでいます。そして現代の日本社会にこれほど大量の恨みの念を生み出した元凶は、間違いなく経済的な格差です。

一部の人々に富が偏りすぎる現状の社会構造を本気で是正する努力をしなくては、世間を騒がせるこうした凶悪犯罪も増えこそすれ、決して減ることはありません。日本の政財界のトップたちは、その辺りの道理をどのように考えているのでしょうか。経世済民 (けいせいさいみん - 世の中を治めて民を救うという意味) という政治の根本原理を放棄しているようにしか見えません。

さらにまた 『好き敵"好敵手" ライバルの存在』という年回りの暗示も、この社会を覆う負の空気と考え合わせれば、却って悪く作用することが多いのでは?という懸念が生じます。仕事やお金、愛情問題などでお互いにしのぎを削って競い合ううちに、ライバルに対する憎悪が募り、暴力沙汰や詐欺的な犯罪行為に走る──。そんなおぞましい霊視ビジョンが脳裏に幾度となく去来しました。

21年の秋以降、世情を騒がせたコロナ禍もいったん下火となったように見えますが、まだまだ予断を許しません。犯罪、事故、そして疫病と次から次へと降りかかってくる社会的危険から身を守るため、とくに外出をされる際にはある程度の緊張感を持続するべきです。


②個人の私生活の在り方やその心情面、志向性などの変化

【仕事面全般】守りから攻めに転じる時だが急発進は禁物
去年の稿では「2021年は何かにつけて足踏み状態に陥りやすい年回りである」という旨を書きましたが、今年はそこから状況が一転しそうです。「守りから攻めに転じる時期の到来」と言えば良いでしょうか。これまで仕事面で守備に徹してきた方は、その鎧をひとまず脱いで、自分を取り巻いている現状をあらためて見渡してみることです。もしそこに新たなビジネス展開の芽が見えたら、ある程度の力を傾注して取り組んでみると良いと思います。

とはいえ、全力投球の急発進は禁物。22年の全体運気の流れはあくまで『萌芽』の段階に過ぎませんので、今後を期待した種まき程度に留めておくのが賢明。本格的な参入や投資などは少し先のことと考えましょう。

例えば営業のお仕事をされている方は、新規顧客を開拓するチャンスにも恵まれるでしょう。ただし、まだ大きな売り上げを期待する段階ではなく、むしろ先方との信頼関係を先行して築き上げる時期となります。この時期に客を育てる努力を地道に続けていると、1〜数年後には予想を超えるほどの大きな収穫として返ってくることが暗示されています。客先を『大樹』に育て上げることで、そこから翻って自分自身も立派な『大樹』に育つことができるわけです。

また、ここで再び『好敵手』の言葉が俎上に上がるわけですが、運気上昇を図るためにわざわざ仕事上の敵を作る必要はありません。営業職であれば常にトップセールスを誇る同僚社員や先輩を見習い、企画職なら発想力に優れた人物の考え方や価値観を学んでみるといった具合に、何かしら「あんな風になりたい」という目標を定めて、その相手を心のライバルに設定すれば良いのです。たったそれだけのことでも、必ずあなたの成長の糧となるはずです。

【結婚と愛情問題】総じて良い出会いに恵まれやすい時期。ただし、恋敵の出現に注意!
恋愛や結婚が関わる事柄に関しても、仕事面と同様のことが起きやすくなります。
新しい恋や異性との出会いは総じて吉。その進展は少々スローテンポかもしれませんが、焦らずに愛情と信頼を育めば、年内に大輪の花を咲かせることも夢ではありません。

逆に恋の破局に直面してしまった場合には、未練を残さずにきっぱりと忘れましょう。そうやって心を上手くリセットすることができれば、以前よりも素晴らしい出会いを引き寄せることができるでしょう。

私が感じ取ったところでは、22年の『胎動』の運気は男性よりもむしろ女性の側により良い作用をもたらす傾向が強く、とくに独身者が将来の幸せを考える上でかなり重要な年回りとなる予感がしています。ですから婚活などでも大いに動く時ですし、もしすでに結婚を考えている相手がいれば、少しぐらい強引に話を進めるくらいでちょうど良いと思います。

ただ、ひとつだけ気を付けておかなくてはならないのは、恋のライバルの存在です。自ら三角関係に飛び込むような真似をしなければ、それほど深刻なことは起きないとは思いますが、用心するに越したことはありません。

2人の関係が一見何の問題もないように見えても、思わぬ気苦労の種が潜んでいる可能性があります。例えば素敵な相手と出会うことはできたけれど、その人にまだ前の恋人の影を感じるとか、仲の良い女友達が自分の恋人に対して気のある素振りを見せ始めたとか、その程度の恋のトラブルは覚悟した方が良いかもしれません。

また、たとえそういう状況になっても、破局や泥沼といった最悪の事態には至らないはずなので、平常心を失わずにどっしりと構えましょう。


③2022年の開運法

ステイホーム開運に対する意外な反響

さて、最後に恒例の開運法のお話をさせていだたきます。
昨年はステイホームのまま開運する方法をご紹介いたしましたが、22年も引き続きこれを実践されることをお勧めします。コロナ禍の再燃リスクを考えれば、頻繁な外出を伴う他の方法をお伝えすることはどうしても躊躇われますし、何よりもこの開運法には長く続ければ続けるほど効果が増していくという特長があるからです。
以下、昨年書いた記事の一部を抜粋します。

・・・・・祈念の対象は何でも良いのです。例えば亡くなった祖父母の写真を目に付く場所に置いて毎日、お水やお線香を捧げたり、もちろんそれは吉方位の神社仏閣などから汲んできた御札の類いでも構いません。要は祈りという神聖な行為を通して、自分自身の内面に潜む素直な気持ちと日々向き合うことがこの開運法の要旨となります。

朝でも夜でも、もちろん昼間でも、心の余裕がある時間帯に10分間くらい、何かに向かって祈りを捧げるのです。またそんな時間さえも惜しいという方は、わずか数十秒でも良いですから、必ず1日に最低1回、それを実行し続けてみてください。

実際、日常に祈りの時間を取り入れるというだけの至って地味な方法ながら、読者の皆様からの反響は案外と大きく、何人かの方からはご感想やご意見が書かれたメールまでちょうだいいたしました。
都合15通ほどいただいたでしょうか。それらの文面に共通していたのは「物事に動じない、深い落ち着きのような気持ちが生まれた」という率直なご感想でした。その実践体験をいくつかをご紹介すると、

●3階建ての家にお住まいの方。ガーデニング用や洗濯干し場として使っている屋上で毎朝、日の出を拝み始めたところ、落ち着きとともに先を見通せる不思議な感覚が身についた。またそれが良い作用を及ぼしたのか、夫婦で経営する事業の売り上げが夏以降、急に伸びてきた。

●離婚後、いったん実家に戻って再起を図っていた30代の女性。自宅には仏壇も神棚も無いので、代わりにリビングのサイドボードの上へ白絹の布を敷き、近所の神社からいただいてきた御札をお祀りした。そして毎朝晩の拝礼を続けていたところ、ひょんなところから再就職の話が出て、その社長直々の面接へ。結果は「落ち着きがあって非常に有能そう」という好印象の評価をもらい、無事にそこの会社に勤めることができた。

●幼稚園児の長男を持つ30代の夫婦。ある休日の朝、夫がスポーツクラブに通うため、いつものように車に乗り込んだが、キッチンで洗い物をしていた妻の頭にいきなり稲妻のような衝撃が走り、慌てて外へ飛び出して引き留めた。すると庭で遊んでいたはずの長男が、目前の車体の下から猫を抱きかかえて這い出してきたとのこと。知らずに車を発進させていたら、取りかえしのつかないことになっていたかもしれない。この妻も半年近く前から自宅に簡易な神棚を設えて、朝晩欠かさず拝むようにしていた。

●恋愛の悩みで紫苑にご相談いただいたことがある未婚女性。担当鑑定師のアドバイスが功を奏して、状況自体はかなり改善されたが、それでもまだ精神的に不安定な状態が続いていた。そんな時、たまたま目にしたこの開運法を試してみたところ、徐々に落ち着きを取り戻し、しばらく連絡を断っていた相手の男性とも新たな気持ちで向き合い直すことができた。その後、2人の間に残っていたわだかまりは完全に消え、そのままの流れで初秋の頃に入籍。破局すると思い込んでいた両親や友人たちは非常に喜んでいる。

まさにこれこそが平常心と呼ばれる境地で、盤石の不動心と鋭敏な直感力をもたらすところから、あらゆる開運法の基礎ともいえるものです。この機に新たに関心をお持ちになった方は、ぜひ『2021年のひとりごと』の最後部をご参照ください。先々が見通しにくいこの世の中を生き抜くためにも、より多くの方に実践していただくことを願っております。

以上、まだ書き足りないところもございますが、紙幅の関係などもあり、2022年の展望はひとまずここまでにいたします。 なお冒頭部では、図らずも重苦しい話や暗澹とした予測を書き連ねてしまいました。明るい話題を求めてお読みになった方にはそのご期待に沿えず申し訳ないことをいたしましたが、元々この読み物は神託と霊視に基づいてありのままの世相を語る趣旨であるため、どうか真意をお汲み取りの上、お許しいただければと存じます。

では、これにて終わらせていただきます。
来る2022年、皆様の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。

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