電話占い紫苑の代表霊能者

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2011年のひとりごと

 

大地震前に私を襲った不安感・焦燥感

こんにちは、天紫苑です。昨年の更新時には誰もが想像しなかった大惨事が、平成23年3月11日、日本中を揺るがせました。東日本大震災。犠牲者は行方不明者も含めると2万7000人以上に上り、この影響で福島第一原発にトラブルが起き、放射能が漏洩。まさに阪神大震災を超える大惨事となったのです。犠牲者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

思い起こせば、今年の年明けから私は何とも形容しがたい不安に駆られていました。焦燥感という言葉が最もしっくりくるかもしれません。それは3月に入るといっそうひどくなり、近々大袈裟に言えば天変地異が起こる前触れのような胸騒ぎがしたのです。さらに、建物が軒並み破壊されている夢を連日見ました。

私は霊界にコンタクトを取り、「この胸騒ぎの正体は何なのですか?」と問いかけました。私は長年毎日霊界とコンタクトを取っていますので、すぐに答えを得ることができるのですが、今回は霊界が答えを躊躇しているかのように感じました。それでも一心に霊界へ質問を投げかけると、やがて霊界からこんな答えが舞い降りたのです。
「日本をかつてない危険な災害が襲うだろう。それによって大勢の人が犠牲となり、大勢の人が悲嘆にあえぐであろう」それを聞いて私はじっとしていられなくなりました。「私にできることを教えてください」と、再度霊界に尋ねると、「災害によって人生を恨み、未来に絶望する人たちの力になりなさい」と言うのです。 その霊界との対話から数日後、あの東日本大震災が起こりました。

大きな災害の後はPTSD(心的外傷)に悩む人も多いと聞きます。私にできることは、そういう人たちを霊能力によって幸せに導くことではないでしょうか。先の見えない不安にあえぐ方たちに、明るい未来を見せてあげることではないでしょうか。今はまだ混乱を極めている震災地に足を運んでも邪魔になるだけですが、落ち着いたら、そうしたスピリチュアルカウンセリングのようなボランティア活動も検討してみたいと思います。

ところで、この東日本大震災を予言した霊能者は何名かいるようです。もともとスピリチュアリズムの世界では「2012年12月22日に地球は大地震によって破滅する」といった予言がなされていたのも事実でした。古代マヤ暦で、2012年以降の暦が空白になっていることから、こうした予言が生まれたものと思われます。また、有名な「ノストラダムスの大予言」も、本当は1999年ではなく、2012年に「恐怖の大王」が降臨するのではないかという説があります。その真偽のほどはここでは論じません。
一方、地震学者にはこの大地震が予測できなかったといいます。日本は地震の記録が世界で最も多く残っているのに関わらずです。最も古い地震の記録は、日本書紀に書かれた大和時代の416年。その後も京都の日記や歴史書などに地震の記録は記載され、江戸時代の大地震もすべて記録されています。ところが、東北地方では平安時代半ばから江戸初期までに数百年間、地震の記録が全くないのだそうです。


猛暑・厳寒がもたらしたメッセージ

さらにお話したいことがあります。
大震災に比べれば小さく思えてしまうことですが、昨年は夏の猛暑という、一種の天災もありました。
あらためて猛暑の記録を振り返ると、77地点で8月平均気温の最高を更新、55地点で夏の平均気温最高を更新。熱中症で死亡した人は約500人で戦後最高。病院に搬送された人は約5万人。8月の家庭向け電力の消費量は史上2位。9月の家庭向け電力消費量は史上1位。兵庫県神戸市では、7月30日から9月8日まで41日連続熱帯夜の新記録。鹿児島県鹿児島市では、7月16日から9月4日まで51日連続熱帯夜。山口県下関市でも、7月19日から9月7日の51日連続熱帯夜となりました。

猛暑の原因は偏西風の蛇行やアメリカ大陸近くの東太平洋赤道域で、海水温が通常より低くなる「ラニーニャ現象」などが挙げられます。
確かに、気象学的に解明するとそうなるのでしょう、しかし、私はあえてここでスピリチュアリズムの視点から、昨年の猛暑を分析してみたいと思います。
古来より、天候は神仏がその鍵を握っていると考えられてきました。雨乞いの儀式などはその典型的例と言えますね。代表的なものには、山頂で火を焚き、鉦(かね)や太鼓を大音量で鳴らして降雨をまね、実際の雨を誘うという儀式です。昔話か何かで見たり聞いたりしたことはありませんか?
文献に現れる最古の雨乞いは、『日本書紀』(642年)皇極天皇の条の記述です。これによると、7月25日から蘇我蝦夷が雨乞いのため大乗経を輪読させましたが、微雨のみで効果が見られなかったため同29日に止めさせました。しかし、8月1日に皇極天皇が天に祈ると、突如大雨が降り、天下万民は共に天皇を称えたとあります。
日照りは天からの戒めのメッセージであるという考え方が、このような儀式を行わせたのでしょう。その考え方を昨年の猛暑に当てはめてみたいのです。猛暑の年は寒い冬が来ると言われた通り、つい最近まで寒さが続いていましたね。夏は暑すぎ、冬は寒すぎる。これは天からの厳しい忠告であるかのように思えてなりません。
「では、大震災も天からの戒めなの?」ここまで読んでくださった皆さんはそう思われるかもしれません。ある意味ではYES、ある意味ではNOです。私が修業した日本の霊学の立場から言うと、地震や火山噴火などの大規模な天災には、龍神界以上の高位な存在が関わっています。この高位な存在が大勢の犠牲者を出すような戒めをするとは思いたくありません。ですから、決して龍神界は犠牲者を出すことが目的でなく、むしろ震災によって何もかも失ってしまっても、自分たちには魂というパワーがあると信じること、そのパワーを集めて被災地を復興させることこそに意味を与えていると思うのです。龍神界は前向きな“言霊”、前向きな魂を好みます。これらを集め、パワーに変えることで必ず復興の役に立ててくれるはずです。


感謝と努力を忘れている人が増えている

また、震災ですべてを失ってしまった方のことを思えば、自分が置かれている状況、持っているものにもっと感謝をすべきだというメッセージももたらされているでしょう。
と言うのも、これまでに自分が行ってきた鑑定や鑑定師の先生方のお話を振り返ってみると、恋愛や仕事において自分が手に入れたものを当然のように所有し、感謝の気持ちを持たない方が多いように感じるのです。さらに失うことなど想像もしていないから、維持するための努力もしていない…。恋愛で言うと恋人や配偶者、仕事で言うと現在のポジションになります。
具体的な例を挙げて説明しましょう。
化粧品メーカーに勤めるS子さん(30才)には、合コンで知り合った一流商社勤務の彼氏がいました。彼の方からの熱烈なアプローチで始まった交際で、彼はS子さんの心を惹きつけるために、デートの際の送り迎え、プレゼント、リッチなレストランでの食事など、手を変え品を変え尽くしてくれたそうです。「好きだ」「愛している」「オレにはS子だけだよ」そんな甘い言葉も欠かさない彼でした。
しかし、そんな彼が突然、S子さんに別れを告げてきたのです。「もう君には愛はない」と。
茫然自失のS子さんを霊視してみると、最初の内こそ彼にときめき、愛情表現に喜んでいたS子さんでしたが、いつしか甘い台詞も、贅沢なデートも、細やかなやさしさも、すべてに慣れてしまったのです。
感謝の言葉や感激している態度などを見せなくなった彼女に彼は失望し、愛は冷め、離れて行ってしまいました。
しかも、S子さんは仕事を失うというダブルパンチの不幸に見舞われたのです。商品企画部に所属していた彼女は、過去に大ヒット商品を企画し、社長賞を受賞したこともありました。上司や同僚から一目置かれる存在となったS子さんでしたが、それから二年後、総務部に異動させられます。「なぜ、私が!?」とショックを受けるS子さんを霊視すると、恋愛と同じパターンが見られました。S子さんが企画した商品はその後も好調な売れ行きをキープしていたため、彼女はそのことにあぐらをかき、新しい企画のためのリサーチや提案をしてこなかったのです。
一方、他部署から企画部配属を目指して、新商品の提案をまめにしてくる社員がいたため、その人と入れ替わる形で、S子さんが異動になったわけです。
恋愛でも、仕事でも、手に入れたものに安住し、感謝も努力も忘れてしまったS子さん。彼女は私が霊視結果を伝えても、なかなか認めようとしませんでした。自分には非がないと主張し続けたのです。しかし、繰り返し説明するとようやく「私が甘えていたんですね」と理解してくれました。
そこで、S子さんに念送りをすると同時に、彼女が改心したという思念伝達を彼や上司に行ったのです。その後、S子さんは彼とやり直すことになり、広報宣伝室へと異動になりました。
S子さんだけではありません。少々耳の痛いことをお話ししますが、心のどこかに留めておいていただけたら幸いです。美しさ、恋人からの愛情、正社員の安定、結婚生活の安定…。そういった自分が持っているものに感謝せず、当たり前と思い込んでいる方の多さを、私は非常に憂いています。しかも感謝をしないだけでなく、そこに何かしらの欠点を見つけ、不平不満を言うのです。もちろん、現状に満足せず「今よりもっと上」を求めるのは悪いことではありません。しかし、その前にすることがあるはずです。今持てるものに感謝を。それより上がほしいなら努力を。
感謝や努力なくして、人は幸せに生きることなどできません。どの分野でも「素晴らしい!」と称賛される方ほど、感謝や努力を怠らないのですから。


経済界の重鎮のつぶやきから

私のお客様には政財界の重鎮と呼ばれる方が大勢いらっしゃいます。その方たちとお話ししていて、感謝や努力を忘れない謙虚な姿勢に頭が下がる思いです。そして、ある方のこんなお話が印象に残っています。
その方は彼の指示ひとつで何億というお金を動かせるほど、日本経済において重要なポジションにいらっしゃいます。もちろん、各方面から高く評価され、多額の報酬という形で目に見える評価もされています。しかし、寂しそうにこうおっしゃっていました。
「妻にはもう何年も『ありがとう』や『お疲れ様』などと言われたことがない。私はどんな政財界の大物から評価されるより、どんな多額の報酬を得るより、妻から『いつも頑張って働いてくれてありがとう。お疲れ様』と言われたかった」
さらには奥様の努力をしない姿勢にも失望されているとおっしゃっていました。「新婚時代は私を喜ばせようと、苦手な料理を頑張り、小さい子供にかき回されながらも部屋を片付け、花まで生けてくれた。でも今は家事はすべて家政婦さん任せ。私が家で居心地よく過ごせるようにという努力を一切辞めてしまったんですよ」 そんな彼は今、複数の愛人を持ち、自宅から足が遠のいてしまっています。奥様とは戸籍上だけのつながりになってしまったとか。
彼ほどの大物でさえ思うのですから、ごく普通の男性(もちろん女性もですが)なら、尚更、恋人や奥様の感謝の言葉や態度を求めているはず。特別な賞賛の台詞なんていりません。「ありがとう」「お疲れ様」「うれしいな」こんな言葉で愛を維持できるのなら、たやすいではありませんか。それらには“言霊”が宿り、言われた方も言った方も幸せにするパワーがあります。
そしてもうひとつの努力。恋愛では彼に愛されるための努力。仕事では、自分の存在をアピールするための努力。これを小さいことでいいから始めてみませんか?努力しなければ、愛も仕事も失ってしまうかもしれないという危機感を常に抱いてください。
「努力は必ず報われる」というのが私の持論です。私の霊能力は持って生まれたものですが、多くの方々を救えるようになるまでには、霊能力の研磨に努力してきたつもりでいます。年が新しくなったのを機会に、感謝と努力を貴女の生き方に加えてください。


優秀なリーダーが成長・発展を遂げさせる

これからの日本、これからの世界がどう発展していくかは、ひとりひとりの努力はもちろんのこと、優秀なリーダーの出現にかかっていると思います。菅内閣は発足からまだ一年経たないにも関わらず、支持率が20%を割っています。震災の話に戻りますが、東京電力のトップが体調不良を理由に不在、謝罪の言葉もありませんでした。
どんな世界、どんな分野であれ、優秀なリーダーあってこそ成長・発展できるというもの。スピリチュアルの世界でも同様です。端的に言えるのが守護霊について。守護霊はひとり(一体)だけだと思い込んでいる人が多いのですが、それはまちがい。誰しも複数の魂に守護霊として見守られています。そこにもリーダーは存在し、「主護霊」と呼ぶべき霊が中心となって私たちを導いてくれるのです。
この「主護霊」が何らかの理由で弱体化すると、守護霊全体の和が乱れ、よい方向に導いていけなくなります。限度を超えてアルコールを摂取したり、見境なく買い物したり、不特定多数の異性と関係を持ったりするのは、主護霊の弱体化によることが原因の場合も少なくありません。
実例をご紹介しましょう。Y美さん(38才)はもともと家庭的な専業主婦でした。しかし、徐々に昼間からアルコールを口にするようになり、夜になる頃には酔っ払って夕食の支度もできないほどでした。アルコールを飲まないようにするために外出すると、街で見かける服やアクセサリーのどれもこれもが魅力的に映り、カードを使って買い物。月々の支払いが数十万円にも上るようになりました。挙句には、街で声をかけてきた初対面の男性とホテルへ行くようになってしまったのです。


主護霊の弱体化が道を誤らせる

「助けてください。自分が何をしてしまうかわからなくて怖い!」そんな悲痛な叫びと共にお電話をくださったY美さん。霊視してみると、主護霊のパワーが非常に弱くなっていて、他の守護霊たちの調和が取れず、Y美さんを守ることができなくなっている状態でした。そこで主護霊と対話してみると、意外な事実がわかったのです。Y美さんのご主人は女好きでかねてから浮気を繰り返していましたが、半年ほど前愛人のひとりを妊娠させてしまったのです。愛人の女性は断固として出産することを主張し、Y美さんのご主人はそれを止めることができませんでした。Y美さんとの間にも二人のお子さんがいたため、離婚はしないものの、ご主人は愛人の家に入り浸りで妊婦の彼女を労わっているというのです。
その事実に大きくショックを受け、辛い毎日に耐えていたY美さんでしたが、それが災いして主護霊にダメージが及んでしまったというわけなのです。
私は主護霊にパワーを送って正常な状態に戻しました。その上で、Y美さんにこうアドバイスしたのです。「ご主人は家庭のリーダーであることを放棄しました。これからは貴女がリーダーになるべきです。お子さんたちのために行動力と決断力のあるリーダーになってください」
その後、Y美さんは正式に離婚し、慰謝料をもとに小さなお惣菜屋さんを開いて成功させました。二人のお子さんも以前より笑顔が増え、元気に育っているとのことです。
リーダーの存在はこれだけ重要なのです。貴女を導くリーダーである主護霊が弱体化しないよう、つらい日々にひたすら耐えることはやめましょう。結婚生活に限らず、恋愛においても、誠意や愛情のない相手にしがみつくのはよくない場合も多いのです。その見極めが難しかったら、いつでも紫苑の鑑定師たちが霊視します。ご相談ください。
最後になりましたが、貴女の今年一年が笑顔に包まれた日々でありますように。私はいつも霊界にコンタクトを取るたび、皆様の幸福をお祈りしています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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