様々なご相談を受けていると、心の中が悩みや苦しみで満タンになってしまう方が大勢いらっしゃいます。運気を変えるには、まず心の持ちようから変えていかなければなりません。
そのために必要なものとして、おすすめしたいのが瞑想です。
瞑想には心を占めている苦悩から解放され、心を透明にする効果があります。心の状態を根本から変えることも可能です。「私は変わるんだ」という意志を持って、瞑想に取り組みましょう。ただし、あまりにも「無になろう」と意識してしまうのも禁物。確かに瞑想とは心を「無」にすることですが、「無になろう」と努力して失敗する人が後を絶ちません。スピリチュアルの世界では、思考そのものが消えた状態を「無」と考えます。「無になろう」「思考を止めよう」と必死にならなくても、自然と「無」の状態になれる方法をお教えします。
@ひとりになれる場所と時間を作る
雑音があると、なかなか瞑想に入れません。慣れてくると、雑音の中でも瞑想できるようになりますが、最初の頃は静かな場所で行ってください。クラシックやヒーリングミュージックなど、リラックスできる音楽をかけてもいいでしょう。できるだけ、毎回同じ時間帯、同じ場所で行うのが理想的です。
A楽な姿勢を取る
特にこうでなければならないと決まった姿勢はありません。ただし、リラックスすることが大事ですから、自分にとって楽な姿勢を取りましょう。立っていても、座っていても、寝転んでもかまいません。座って行う方が最も多いのですが、足が痺れたりしないよう、クッションを敷き、あぐらをかくのもおすすめです。
Bクリスタルを持つ
左右の手にクリスタルのパワーストーンを持ちましょう。悩みや苦しみでマイナスのパワーが充満した心を浄化し、集中力を高め、瞑想に入りやすくしてれます。さらにクリスタルには雑念から守ってくれる結界のような役目もあります。両手に持つ他、身体に痛みや不調を感じる場所があれば、その部分にクリスタルを置くのもおすすめです。
C深呼吸する
へその下に丹田(たんでん)といって、エネルギーをためる場所があります。ここを意識しながら、鼻から息を吸って、口から息を吐きます。息を吐くときは、吸うときの倍の時間をかけてゆっくりと吐き切るようにしてください。息を吸うときは丹田を引っ込め、吐くときは膨らませるようにしてください。
Dマントラを唱える
マントラを唱えると、雑念から解放される効果があります。マントラには何種類もありますが、最も簡単なものをお教えしましょう。
「ンー・イ・エ・ア・オ・ウ・ムー」
これを10回ほど唱えてください。特に「オウムー」の部分が重要です。精神を集中させて唱えましょう。
E一点を見つめる
一点を見つめることは、雑念を消すのに効果的です。ドアノブを見つめたり、壁に「●」を描いた紙を貼り、そこをじっと見つめやりするのもいいでしょう。雑貨や絵などを見つめると、思考が働いてしまうので、避けた方が無難です。
F温かさに身を任せる
ここまでの段階で、瞑想状態に入れる方が多いと思います。瞑想状態に入った証拠として、身体がぽかぽか温かくなってきます。これこそ、心と身体を癒す「調和波動」。Eで一点を見つめていましたが、温かさに気づいたら、目を閉じて、その感覚を脳で受け止めましょう。ただし、温かさについて考えることは避け、ただそれに身を任せるようにしてください。
瞑想の終わりは自然にやってきますので、自分で終わったと感じたら、大きく伸びをして目を開けてください。最初はなかなか思考が消えず、雑念がよぎってじれったい思いをすることでしょう。瞑想も訓練が肝心。訓練を積んでいけば、短時間で「無」の状態に達することができます。あきらめずに続けてください。
瞑想が自分のものにできれば、悩み事をクヨクヨ考えたり、何事もネガティブにとらえたりといったことがなくなり、前向きに生きられるようになります。また、ストレスが原因の体調不良も改善され、心身のバランスがよくなります。ぜひ、瞑想の訓練を日課に取り入れてみてください。
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